商業登記の1庁化(3)
商業登記の1庁化の話の最後です。
商業登記の1庁化によって利用者に目に見えるメリットはないのかという話です。今までは、1庁化によるデメリットばかりをお話しましたが、今回はメリットです。それは、管轄が県内一つになったということで、県内での本店移転は管轄内の本店移転になるということです。今までであれば、県内の隣の市であったとしても、法務局の管轄が違えば、管轄外の本店移転として、登録免許税が3万円×2か所で6万円かかっていました。しかし、1庁化以降は管轄内の本店移転ですので1か所分の3万円で済みます。これは本店移転を考えている方にとってはメリットといえるのではないでしょうか。
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